〈クラロン®〉の特長
耐アルカリ性
〈クラロン®〉の 「耐アルカリ性」 という特性は、その分子構造によるものです。分子中のOH基が分子鎖中に存在することで、一般的な繊維と比較してアルカリの影響を受けにくくしています。
下のグラフは、耐アルカリ性についてレーヨン紙とビニロン紙を比較したものです。
ビニロン紙はレーヨン紙と比べて高い強度保持率を保っています。
ー試料ー
・ビニロン紙・・・主体繊維:〈クラロン®〉80%/バインダー繊維:〈クラロン®〉20%、目付80g/m2
・レーヨン紙・・・主体繊維:レーヨン80%/バインダー繊維:〈クラロン®〉20%、目付80g/m2
※当社測定データ。
馴染みの良さ(パルプ・レーヨン・ガラス繊維)
〈クラロン®〉がゴム・セメント・樹脂などとよく馴染む理由は、その分子構造にあります。〈クラロン®〉が持つOH基は、パルプ・レーヨン・ガラス繊維など様々な素材と相性が良く、うまく馴染みます。
親水性
〈クラロン®〉はOH基を持ち、OH基が似たグループであるH₂Oを引き寄せる性質があるため水とよく馴染みます。
バインダー繊維としての機能
バインダー繊維とは繊維状の接着剤です。製紙工程において「水分」「熱」「プレス圧」を受けると溶解し、主体繊維の間でフィルム化して接着剤の役目を果たします。
〈クラロン®〉はパルプ・レーヨンといった有機繊維だけでなく、ガラス繊維やカーボン繊維といった無機繊維の製紙にも利用できます。
紙の目の大きさを調節可能
主体繊維では、0.55dtexから17dtexまで取り揃えています。
バインダー繊維では、0.6dtexから2.7dtexまで取り揃えています。
繊度のバリエーションにより、紙の目の大きさを自由に変えることが可能となります。
豊富なラインナップ
汎用品からガラス紙用、水解紙用のバインダーなど様々なラインナップを取り揃えております。